2010年11月3日水曜日

toratanuプロデュース!!!フランスワイン会ツアー!2011年募集開始です!(6)


(1)/(2)/(3)/(4)/(5)/(6)是非!(1)から順番にご覧ください。


Jドルーアンからの、エージェントを通しての事前の返事は、
テースティングの際のお食事は、ご勘弁ください・・・。
という返事であったが、話が旨すぎるくらいの結果を得ることができた。

お客様共々、Jドルーアン社の超VIP として一日中楽しむという
予想外の展開になったため、他の予定をいくらか変更しなくてはいけない。
しかし・・・!内容の濃い、前向きの変更なので、有難い。

熊田さんのプジョーで、ボーヌの町にお別れをし、
コート ド ニュイの銘醸畑へと向かう。
単に画像に収めるだけですが^^

まずは、やっぱり”ロマネ コンティ”!
世界で一番有名な赤ワインですね^^
綺麗に色付き、正にコートドール(黄金の丘)です。

熊田さんが警鐘を鳴らされていたのは、
「ロマネ コンティの畑に毒を入れた!
という、脅迫事件が有り、その後の
防護策として、近い将来「畑に一切立ち入れなく
なるかもしれない」 そうです。
淋しい話ですね・・・。
お次は、大好きな^^
ヴォグエのミュジニ
胸キュンものですね^^

さらに北上して、モレ サン ドニ村に入り、
クロ ド タールで車を止めて頂く
 偉大なる銘畑にて、モノポール(単独所有)
ポル ロジェのノワイエル社長の奥様が
こちらのオーナー家で、
ご自身も96年まで、25年間NO2として
勤められていました。
社長から、「もし宜しければ、訪問できるように
私がアレンジしますよ^^。」
toratanu:「すみません!おんぶにだっこで(^^;」
社長:「私が言えば、誰も文句を言えません^^」
toratanu:「有難うございます!!」
と、ノワイエル社長の顔を思い浮かべていると
銘酒街道の反対側の教会の鐘の音が
厳かに鳴り響きました。
背負った歴史が存在感なんですね^^

クロ ド タールの門扉から撮影

以前飲んだ、55年物には感動いたしました。
元詰めではなく、ベルギーのヴァンダーミューレン物でしたが、
それはそれは、深遠な逸品でした。

来年、是非訪問させて頂きたいと思います。
そして右隣は、今年の”究極のワイン会”
お世話になった、クロ デ ランブレです。
いかにも近くて遠い"Clos"(囲い)ですね。

モレ サン ドニ村の銘畑になごりを
惜しみつつ、もうディジョンに向かわなくては。
また来年会おう^^
また来年会おう・・・。

よかった天気も、曇りがちになりディジョンは寒く
真昼の息は白い。

レストランでの食事には時間が足りず、
Cafeにてランチ。
シャンパーニュのグラスを重ねながら。

TGVは予定通り運行し、パリ・リヨン駅に到着し、
CDG空港までタクシーで向かう。

駆け足で通り過ぎたフランス打ち合わせ旅行も終焉!
「熊田さん!大変ご苦労をおかけいたしました」
「本当に有難うございました」
私は今からが勝負ですので、葡萄の根達に負けないよう頑張ります!


搭乗手続きを済ませ、シャンパーニュを飲みながら
デジカメの画像チェックをし、時間をつぶす。
200数十枚の画像が、早くも思い出となる^^

来年のツアー時、はたして何名のお客様と
成田にて結団式を行えるのだろう?
ご参加頂けるお客様の胸に刻み込むことができる
ツアーを完遂することが、私のミッション!

次回は、募集要項確定前、
当ツアーの圧倒的な魅力を^^
まとめ上げ、お伝えしたいと思います。
有難うございました!

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2010年11月2日火曜日

toratanuプロデュース!!!フランスワイン会ツアー!2011年2月募集開始です!(5)ジョゼフ ドルーアン編

(1)/(2)/(3)/(4)/(5)/(6)是非!(1)から順番にご覧ください。

突如として現れた名門ドメーヌ!
ティボー リジェ ベレールにて
大変有意義な樽試飲をさせて頂き、
また一つ素晴らしい思い出を胸に刻み込めた。

渡仏以来、事前に予約した列車は、すべて反故にされ
しかし、なんとかここまで乗り切ってきた。
明日は、朝9時にもう一つのメイン訪問先、
ジョゼフ ドルーアン伺う予定。
しかし・・・13時58分のディジョン~パリ・リヨンのTGVが
運行していないと、帰国の途に着けない。
(片側で、店のパーティは任せ、もう1~2泊していくか・・とも)
ボーヌ駅に確認に向かう。
駅には同様の不安な顔がいくつも・・・

幸い、15日(金)のせいか?初めて予定通り運行!
まずは一安心。
ボーヌへ戻り、来年のツアーでワイン会予定の
Ma Cuisineへ向かう。
この店は、地元客でいつも賑わい、古酒も豊富で、
かなり狙い目な店!
予約の19時半少し前だが、既に何組かの客が
楽しそうに語らっていた。
10名ほどの日本のインポーターのグループもいて
美味しいネの連発をされていた^^

着席し、シャンパーニュを飲みながら、
ワインリストと睨めっこ!
明日伺う、ジョゼフ ドルーアンの
ピュリニー モンラッシェ レ フォラティエール76年を見つけ
オーダー。
30年超えの古酒だが、未だ構成がしっかりしている。
155Euro
兎のテリーヌ
フォラティエールといい感じのマリアージュ
地鶏のスパイシー焼き
温度が上がり、カラメルチックな旨味を放つ
フォラティエールといい相性!
デザートのチョコレート&アーモンドケーキ

客がどんどん入れ替わり、
相変わらず絶好調な店内。
ハーブティで〆、ごちそう様!

こちらのお店は、ご主人がサービスを担い、
奥様が料理を担当。
ワイン屋さんも併設しているが、現在はほとんど営業されていないよう。
隠し持たれているであろう、レアワインは・・・!
徐々にご開陳ということで^^

今日の予定も滞りなく何とか終了し、
ホテルへ戻る。
熊田さん本日も有難うございました!

部屋に戻り、シャワーを浴び、本日の〆シャン!
仕事の?後のシャンパーニュは格別!
(って・・いつも格別ですが(^^)
ローラン ペリエを飲みながら、明日のドルーアンとの
交渉を反芻する。

ドルーアン社は、一般の客の受け入れをしておらず、
事前の交渉でここはクリア!
しかし、”テースティングブッフェ”は、ピシャリと
断られ、意気消沈(^^;
しかし、諦めません^^
まぁ、思いのたけをぶつけよう・・・

おやすみなさい・・・

15Octobre,2010.

モーニングコールを頼んでおくも、
7時少し前には起床。
美味しい朝食を頂き、熊田さんのお迎えまで、
ちょっとお散歩。
今日も天気がよく有難い^^

開店の早い、シャルキトリー”ヴォッソ”で
美味しいサラミを買う、レジ脇に
乾燥モリーユも見つけ!購入^^

そろそろ時間なので、部屋に戻り
荷物をまとめ、チェックアウト。
ほどなく熊田さんが見え、大荷物を
トランクに積みドルーアンへ。
といっても、ドルーアン本社まで徒歩2分^^
ジョゼフ ドルーアン社の本社建物は、
13世紀に建てられたもの!
めちゃクラシックです。
レセプションに伺い、旧知の輸出部長トーマス氏と再会。
早速カーヴへ案内される。

カーヴ入口へ向かう途中の、ワイン博物館入口
ここもドルーアン社所有の13世紀の建物だそうです。
そしてここが、11世紀に造られたカーヴ入口
ナント!もとフランス国王のカーヴで、
ここからヴェルサイユ宮殿にワインを運んだそうです!
カーヴ入口の部屋
100歩譲って、ここでテースティングブッフェは?
・・・あとで交渉しよう^^
いよいよ、元フランス国王のカーヴへ!
手振れのためより一層幻想的です(^^;
いい感じの古酒ですね^^
こういうの大好きです^^!
トーマスの手にしているのは、
ボンヌ マール59年!!!
檻の中ですが、ここでも少人数のテースティング可能です。
つい最近判明したことのようですが、
明りのついている壁面をブラシ掛けしたところ、
床から1.8mのところまでは、2世紀にローマ人が
積み上げた石灰岩だそうです。
その後10世紀までに残りが積み上げられたのだそうです。
かつて、ボーヌの町は、このカーブの床のところが地面で、
川の氾濫などで、地上がだんだん上に行ったそうです。
いや~~正にロマンですね!
ここも少人数のテースティングOK!
そして、現在のメインのテースティング部屋
前回伺った時もここで大テースティング大会が行われました。
壁面にある、コートドールの鳥瞰図です。
ワインの神様
サンヴァンサン像
この画像は、テースティングルームの天井ですが、
かつて、この上に「議会」と「裁判所」があり、
ブルゴーニュ大公も月二回裁判に出席していたそうです。

さて、前回同様、一通りの説明を受け・・・
正に、交渉のテーブルに着きます!
トーマスは、toratanuにもお越し頂いたことがあり、
弊店のコンセプトはよくご存知です。

来年より企画する、toratanuフランスワイン会ツアーの
趣旨を説明し、ご参加頂くお客様に、
スペクタクルのあるツアー実現のため、
なんとか、ブッフェランチをお願いしたいとぶつけ、
ポル ロジェでのお抱えシェフによるテースティングランチ、
ジャック プリュールによる、モンラッシェ畑でのテースティングピクニック、
が確定したことを伝えると、こちらをご覧ください。
と促され、隣の部屋に。(画像失念ですが・・)

ナント!隣の部屋には、充分過ぎる「厨房」が存在していました!
「実は、この厨房で、レストランの出張料理を受けることができます。」
エッと!また”アリエナイ!”ことが起きました^^

年一回か、二回であれば、日頃の感謝をこめ、
ドルーアンでお客様に一日お楽しみ頂きたいと思います。
勿論、食事の経費はみて頂きますが、醸造所・カーヴ見学の合間の
ブッフェランチテースティング、クロ ド ヴージョ、オテル デュー見学
そして、ディナーはここで、★付レストランによる
出張料理サービス!きっとお客様には喜んで頂けますよ^^

正に開いた口が塞がらない状態です^^

ポル ロジェもそうですが、ドルーアン社位の名声のあるメゾンは、
きっと考えられないような超VIPが来訪することがあり、
そのような時用に、ある時”貴賓室”を設けるのですね。
知らない世界を垣間見た気がした瞬間でした。

排他的と言われるフランス人が、信頼関係構築後に
”凄い豹変”をする、再びその事実の当事者となりました^^
交渉が成立し、
テースティングルームを上がった部屋が、
本社レセプションでした。
(画像奥の扉が、カーヴへの入口)
トーマスにお土産の”アートの盆栽 松”を手渡すと、
大きな体をゆすって喜んでくれました。
ナント!お父様の趣味が盆栽だそうです^^
いや~とってもラッキー!
毎年一つずつ増えますよ^^って。
この大きさの違い!
前回渡仏の際、シャブリの丘で
グジェールを食べながらテースティングをしましたが、
トーマスは、ワインのフォイルを、ぎゅっと握って
はずし、皆を驚かせていました。
なんという、握力!
以来、挨拶は渾身の力を込めた”握手”です。
(きっと彼はかなり手抜きの握手でしょうが(^^;)
交渉成立の渾身の握手^^

丁重にお礼を申し上げ、ドルーアン社を辞しました。
トーマスどうも有り難う!
帰ってまた、頑張って販売するね^^

又もや、満塁ホームランを出会いがしらに打ってしまいました^^
有難いの何乗だろう?^^

ご機嫌で、熊田さんのプジョーに乗り込み、
コート ド ニュイの銘畑の写真をさっと撮りに行きます。

では、次回、コート ド ニュイの銘畑~ディジョン~帰国編です^^

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2010年10月31日日曜日

toratanuプロデュース!!!フランスワイン会ツアー!2011年2月募集開始です(4)ティボー リジェ ベレール編

(1)/(2)/(3)/(4)/(5)是非!(1)から順番にご覧ください。

超名門!ドメーヌ ジャック プリュールにて
有意義な時間を過ごさせて頂き、その上、
来年のツアーの又新たなる”目玉”!!!
モンラッシェの畑の傍らで、
”ピクニック テースティング”!!!!!
という、素晴らしいお土産を頂いた^^

晴れ晴れとした気持ちで熊田さんのプジョーに乗り込む。
しかし・・・時間はすでに13時半を過ぎている。
ペルナン ヴェルジュレス村の人気☆レストラン
”ル シャルルマーニュ”の予約は13時。
はたして入れるだろうか?

車を飛ばし、現着14時。
・・・1時間遅れ、残念ながらすでにクローズ!
しょうがないですね(^^;

諦めて、ニュイ サン ジョルジュへ向かう。
ボーヌと並ぶワインビジネスの中心
綺麗な街並みですね
飾り葡萄が可愛いです^^

ドメーヌ ティボー リジェ ベレールの約束が15時半
時間もないので、軽くカフェでということになり、
熊田さんおすすめの「旨いピッツァ屋さんへ」
しかし残念!臨時休業。
仕方なく、すぐわきのブラッセリーへ
フランスでは中々野菜を口にすることができないので、
「チーズと葉っぱのサラダ」
”どこでもシャンパーニュ!”は、やめ、ミネラルで乾杯!
15時半にドメーヌ ティボー リジェ ベレールに伺う。
「ラ ロマネ」を所有する、ドメーヌリジェ ベレール当主とは従兄弟のご関係
大学で醸造学を学び、その後ワイン販売会社の
ディレクターとして働き、2002年宝石のような畑を
両親より相続し、このドメーヌを設立する。
正に、突如として現れたドメーヌです。
当初より、栽培にビオロジックを実践し、ビオディナミも取り入れ
ファーストヴィンテージの2004年から既に世界中から
注目を浴び、引く手あまたのワインとなっています。
お会いするとすぐ、醸造所をご覧下さいと促され、
歩いて3分ほどの醸造所へ
空圧式の圧搾機の中は、シャルム シャンベルタン
空圧で優しく搾っていきます^^
醸造所からカーヴへ
事務所入り口の古い"Liger Belair"
でなく、新しい彼の金看板!
ご両親は、長年畑を貸し出していて、ネゴシャン業務をしていたそうで、
(何度か85年のNSGレ サンジョルジュを古酒市場で発見し購入
素晴らしい出来だったとの記憶があります)
畑が戻るのをきっかけに、スタート!ということです^^
カーヴ入口手前の中庭から望むご自宅
カーヴ入口
カーヴ内にて記念撮影

試飲しながらの撮影で、手振れから画像がありませんが、
樽よりの試飲をさせて頂きました。
ニュイ サン ジョルジュ ラ シャルモット
ヴォーヌ ロマネ オーレア
シャンボール ミュジニ 1級 グリュアンシュ
アロース コルトン 1級 トプ オ ヴェール
コルトン 特級 ロニェ
コルトン 特級 ルナルド
シャルム シャンベルタン
ニュイ サン ジョルジュ 1級 レ サン ジョルジュ
クロ ド ヴージョ
リシュブール
そして最後にもう一度
ニュイ サン ジョルジュ 1級 レ サン ジョルジュ
(いずれも樽からの2009年)

ティボー氏が、
「僕のワイン造りは、余分な手を加えることなく、良質な果実を育て、
葡萄が優れたワインになる手助けをしているだけだ。」
と言われるように、いずれの樽からもしみじみと
彼の優しさを感じる純粋な旨さを備えた逸品でした。
特に再度所望した、ニュイ サン ジョルジュ レ サンジョルジュ
未だ樽の中の09年だが、リシュブールの後でも、
圧倒的な存在感で驚いた。
還元香が強く、それを吹き飛ばすように、フーッ、フーッと
息を吹きかけてやり、なだめすかすと、
大変タニックながら、色々なスパイス、黒い土、ニンニクなどの
パワーあふれる香りが幾層にもなって襲ってくる。
瓶に入れた後、30年後に飲んでみたい^^
私が、生きれいれば・・・!^^

現在、toratanuで取り扱っているのは、NSGシャルモットのみだが、
この素晴らしい樽試飲から、取り扱いを増やしたくなる。

丁重にお礼を述べ失礼する。
ティボー氏へのお土産は、菱屋の”うすばね”と
馬路村の”ゆずこしょう”、お好みかな?

ティボーさんお忙しい中、お時間を頂き、
大変有難うございました!

次回、
toratanuプロデュース!!!フランスワイン会ツアー!間もなく募集開始(5)ジョゼフ ドルーアン編
をアップいたします。

(1)/(2)/(3)/(4)/(5)是非!(1)から順番にご覧ください。